観光 たきや遊船
たきや漁は春から秋にかけて、夕闇の訪れと共に数十隻の船が漁場に向かい、遠浅の湖にクルマエビやカニ、黒鯛などの魚を追い続け、水中灯のあかりの下でもりで突いたり、網ですくったりする、当地ならではの特異な楽しい漁法として広く知られている。この「たきや漁」をお客さんにも体験していただき、とれたての浜名湖の新鮮な幸を、湖に浮かぶ筏の上で調理して味わっていただきます。
たきや遊船
季節、風向き、潮の条件などから船頭は経験と勘でポイントを選択し漁をします。時には数隻の船で互いに協力しあい魚を追い詰めて行き、明かりの下に見えた獲物を捕らえます。
たきや遊船では、船頭の技を見ているだけでなく、用意された網や銛を手にしていただき、お客さんも一緒に漁を体験することがきます。
獲れた獲物は全て持ち帰っていただくこともできますし、又獲れた獲物を使って、たきや亭で調理し味わうこともできます。
一列に並んで魚を追い詰めていく様子
乗船
日暮れに合わせて船に乗り込みポイントに向けて出発します。船は一艘4人まで乗船できます。
人数分の救命胴衣と網や銛などの道具が用意してあります
たきや亭
浜名湖に浮かべられたたきや亭、筏を3つ~4つ連結させただけの簡単な施設です。急な雨などに雨宿りができる程度のテントが備えられています。
筏は全部で9基あり、3ヵ所に分け隣接して設置してあります。一つの筏の面積は9坪(29.75m2)ほどで、20人くらいまで利用できます。
漁を終えて、とれたばかりの新鮮な食材を使っての宴会。筏を使っての宴会は制限こそありませんが90分程度としてます。
たきや遊船は夜しかできませんので、筏を使わない昼間の時間帯に2次利用として貸出(有料)もします。※現在は貸し出しを中止しております(令和4年3月時点)
お問い合わせください。TEL053-592-2260
たきや遊船概略
漁期 5月~9月
※4月及び11月以降は直接なじみの船頭に申し込んでください。
漁をする時間
日暮れ後に漁を開始、90分ほどの漁をします。
たきや遊船での主な漁獲物
5月頃
黒鯛などの魚の他、特にタコが狙い目。 エビやカニが出始めるもののムラあり。カニの大きくて身の詰まった絶品物がでます。
6月頃
本格シーズン入りとなるものの、雨が多く中止になることが多い。大漁の期待できるシーズンです。
7月・8月
安定した天候が続き楽しめる時期ですが水が濁ります。浅瀬しか攻められません。カニのほかにサヨリが水面をにぎやかく泳ぎだします。
9月
濁りが取れ、深みの獲物が探れると、型の大きなものが獲れる。 ただし型はいいものの数は減ってきます。
たきや亭での宴会
◎各船の船頭が獲れた獲物を調理、エビの天ぷら、カニの塩ゆで、味噌汁を出します。調理に使う道具、水、調味料などは担当の船頭が用意します。人数分のおわん、箸、調味料皿、塩、醤油、味噌
◎漁のみを楽しまれるお客様には 獲れた獲物は全てお持ち帰りしていただけます。
◎筏での料理に使わなかった食材も同様にお持ち帰りいただくことができます。
※管理は自己責任にてお願いします。
クーラーBOX、氷などをご用意ください。
代表的な料理
天ぷらにされたクルマエビ
たきや亭で出される料理の中で一番人気のクルマエビの天ぷらの揚げたて。
プリッとした食感と共に口の中にクルマエビ本来の持つ甘みが広がります。
たきや漁のメインターゲットとなってきたクルマエビですが最近ではめっきり獲れなくなってきてしまいました。時期、天候によっては遊船中にエビがまったく獲れない日もあったりします。しかし宴会での天ぷら用の材料として欠かせない品目として、えびの獲れそうにない時には船頭があらかじめ用意してあります。
塩茹でしたカニ
獲れたての新鮮なカニの中から大きなものを選び、豪快に丸ごと鍋に放り込み、茹で揚げたものを食べていただきます。 時期によって蟹の種類は異なりますが特に高級なガザミの味は格別です。
選別したカニの小さなものは味噌汁の具剤として使いますが、このカニの味噌汁が味が濃厚でおいしいと人気が高いです。